歯周病予防について普段から実施すべきこと
最近良くテレビでも聞くようになった「歯周病」普段からできる事って??原因を知る事で普段から予防をしていきましょう。
◆そもそも歯周病とは
書いて字の如く、歯の周りの病気の事です。歯の周りには、歯の根を支える顎骨と、歯茎とがあります。とりわけ歯茎に限局されるトラブルを歯肉炎、顎の骨にまで波及したトラブルを歯周病(通称:歯槽膿漏)といいます。
◆歯周病の原因となる2大原因
大きく分けて、
①細菌によるもの
②過度な負荷によるもの
に分けられます。
よって、普段からの歯周病予防を考えるにあたり上記についての対処を切り口に考えてみます。
〜細菌によるもの〜
結論から言うと、細菌の塊である歯垢(プラーク)を物理的に落とすという一点に尽きます。かかりつけ医を作り、御自身に合った正しいブラッシング法を知りましょう。また、歯ブラシだけで落とせる汚れは全体の50〜60%と言われていますので、歯間ブラシやフロスを使用した清掃は、どんな方でも必須となります。すでに歯周病の進んだ部分や、プラークが歯石化しご自身では除去できない状態になっているものに対しては、歯科医院にて清掃のフォローアップが必要です。
〜過度な負荷によるもの〜
主なものとして、歯軋り・食いしばりや不正な歯並びによるものが挙げられます。異常な負荷がかかり続けると、顎の骨がその力に耐えきれず溶けて退縮してゆきます。歯軋りや食いしばりは自覚なく行なっている方が殆どで、ご家族からの御指摘で気づく方が殆どです。歯科医院でも、お口の中を拝見した際に歯軋りや食いしばりの形跡や兆候を感知した際に、お知らせします。実は歯軋り・食いしばりそのものを止めることは出来ませんので、対処療法としてマウスピース治療をご案内します。不正な歯並びについては矯正治療をおすすめしています。
進行してからでは手遅れになってしまうので、日頃のケアやメンテナンスが大切です。マウスピースや矯正に関しての相談も受付ておりますので、お気軽にお声掛け下さい。