歯を強くする栄養素と食べ物とは
お口の中、とりわけ歯に関連する食べ物や成分と言うと、何が思い浮かびますでしょうか。
今回は「栄養素」と「食材」という視点で、ご説明いたします。
◆歯に関連する栄養素
皆さんご存知のカルシウム。
こちらは歯の主成分(リン酸カルシウム)となり、歯の健康を考える上で欠かせない栄養素となります。
カルシウムは、歯の再石灰化を促す作用があります。このカルシウムが、効率よく体に吸収されるための栄養素としてビタミンDが挙げられます。
大切な歯のために、カルシウムとビタミンDを上手く組み合わせた食事を日常から是非取り入れたい物ですね。
あとは、忘れてはならないのが歯の周りにある歯茎。歯茎の主成分はコラーゲンです。コラーゲン生成の為に必要な栄養素は、タンパク質とビタミンCとなります。
◆食材に置き換えてみましょう
「カルシウムとビタミンD」
「タンパク質とビタミンC」
を多く含む食材のまとめ。
〜カルシウムを多く含む食材〜
・乳製品(チーズ、牛乳)
・小魚、干し海老
・大豆製品(豆腐、納豆)
〜ビタミンDを多く含む食材〜
・さんま
・イワシ
・鮭
・干し椎茸、干しキクラゲ(キノコ類は日光に当たっていることが重要です)
〜タンパク質を多く含む食材〜
・肉類(特に鶏胸肉の含有量が高いです)
・大豆製品(同上)
〜ビタミンCを多く含む食材〜
・果物類(苺、キウイ、レモン)
・野菜(ブロッコリー、キャベツ、赤ピーマン)
・芋類(さつま芋、ジャガイモ)
※ビタミンCは水溶性、かつ熱に触れると損失しやすい栄養素のため生で食べられるフルーツ類は特にオススメです!
- いかがでしたでしょうか。
歯を強くする、という切り口で食材を見てゆくのもなかなか楽しいですね。
早速、毎日の献立にお役立て頂ければ幸いです!