乳歯から永久歯の生え変わり時期は?乳歯と永久歯の役割とは?
お子さんの成長とともに、歯も徐々に入れ替わっていきます。いつ頃入れ替わっていくのか、何を気をつけたらいいのかなど、乳歯と永久歯の違いについておつたえしていきます。
■生え変わり時期は?
個人差はありますが、6才頃から12才頃にかけて『乳歯』から『永久歯』へ生えかわります。
*生えかわりの時期に注意する事*
生えはじめたばかりの歯はやわらかく、上手く磨けず汚れが残りやすく虫歯になりやすいのでよく磨くようにしましょう。
歯の根が完成するまでには生えてから2~3年かかります。永久歯が生えそろうと噛む力が強くなり、いろんな食べ物を上手に食べられるようになります。
*乳歯と永久歯の違い*
色:乳歯→白に近い
永久歯→黄色味を帯びている
大きさ:乳歯のほうが全般的に永久歯よりひとまわり小さい。
*乳歯のむし歯もきちんと治療しましょう*
永久歯は乳歯の下で成長しています。いずれ永久歯に生えかわるからといって乳歯のむし歯を放置するとその後に生えてくる永久歯の歯の質や歯並びに影響を与えることがあります。
永久歯が生えてきても乳歯が抜けなかったり、歯肉炎が起きたりすることもあります。
■乳歯の役割
永久歯が生えるまでの間、物を噛むための役割は勿論重要ですが、もう1つの大きな役割として永久歯の生えてくるスペースを維持するという役割があります。
通常、乳歯の生えていた所に永久歯は生えてきますが、乳歯を早期に失ってしまうと周りの歯の移動が起こり、失った乳歯の下から出てくる永久歯の生えるスペースが無くなってしまい、歯並びが悪くなってしまう可能性があります。
その他、噛むことでの顎と顔の成長や、はっきりした発音することを助ける役割があります。
■永久歯の役割
永久歯も乳歯と同じように、咀嚼、発音などの役割があります。
乳歯は20本ですが、永久歯は28本、親知らずが全てあると32本になります。
永久歯は一生使い続ける大切なものですから、歯の厚みや強さも乳歯よりも強いです。
日頃からお口の中をよく観察して気になることがありましたらお気軽にご相談下さい。