入れ歯治療の流れ
歯を失ったとき治療方法のひとつに、入れ歯があります。
治療期間は、2 回~4 回程度で 1 ヵ月前後かかります。
全ての歯が無い場合(総入れ歯)や部分的に歯が無い場合(部分入れ歯)についてご紹介します。
・入れ歯治療の流れ
① レストシート形成:入れ歯の金具がかかる歯に沈み込み防止の為に少し削りスペースを作ります。歯がしみたりしない範囲で削るのでご安心下さい。
② 型取り:トレーを使用し型取りをする作業です。入れ歯のサイズによっては部分的な型取りですが、多くの場合大きな型取りをしていきます。
③ 噛み合わせを採取:ワックスを使用して、正しい噛み合わせ位置で噛んでいただきます。
失った歯が多い場合、噛み合わせを採取する為の装置を作ることもあります。
総入れ歯の場合は、特に慎重に噛み合わせ位置を決めていきます。顎の位置や歯の並べる位置を測り記録していきます。
④ ロウ義歯の装着:ロウで作られた入れ歯を口の中に入れて最終確認をしていきます。入れ歯の形や歯並びをチェックします。
⑤ 完成・装着:入れ歯が完成したら、装着して違和感の有無や噛み合わせを確認します。
⑥ 入れ歯の調整:入れ歯は基本的に変形することはありませんが、口の中は日々変化しているため、歯茎に合わせて入れ歯を削ったり、噛み合わせを調整する必要があります。
特に装着して間もない頃は、数回調整が必要となります。
違和感に関してはなれが必要ですが、痛みがある時は我慢しても改善することは少ないので、きちんと調整をしていく事が大切です。
金具がゆるくなった時も、ご自身で調整しないようにして下さい。
⑦入れ歯のお手入れ:食事の都度外し、ご自身の歯と別で入れ歯も洗いましょう。
一週間に一度は入れ歯洗浄剤を使用することをおすすめします。
※熱湯消毒はお控え下さい。
金具がない入れ歯もありますので、ご希望の際はご相談下さい。