北砂小嶋歯科クリニックブログ blog

予防歯科とは?🦷

予防歯科とは、患者さんに定期的に来院していただき、むし歯や歯周病などのお口の中の病気が発症したり、悪化したりしないように検査、治療、生活指導を行うことです。
そうすることで、普段からお口の中の環境を整えて、歯の寿命を長持ちさせることができます。
予防歯科では1本でも多く自分の歯を残すことを目的にしています。自分の歯を多く残すことのメリットはとてもたくさんあります。


予防歯科の重要性

予防歯科を行うことで、むし歯や歯周病のリスクを減らすことができます。もしむし歯が見つかっても早期発見できるため、悪化しないうちに治療することができます。
子供の頃から予防歯科を受けることで、普段から患者さん一人ひとりのお口の中の状況に合った、適切な歯みがきを行うことができ、将来的に歯を失うリスクを大幅に減らすこと
ができます。

予防歯科のメリット

むし歯や歯周病が早期発見、未然に防げる
むし歯は初期のうちは痛くなく、自分でも気づきません。痛くなったむし歯は、かなり進行していることが多く、たとえ治療しても完治は難しく、その後の歯の持ちは悪くなります。
歯周病にいたっては、痛みを感じることなく進行し、気がついたら歯がグラグラして抜けそうになっていた、なんてことも珍しくありません。
予防歯科に定期的に通うことで、むし歯で痛い思いをする前に、また削る量が少ないうちに治療することができます。削る量が少ないので、回数も費用も抑えられます。また歯周病の主な原因である歯石を取り除くことで、歯周病が進行しにくい状態を作り、維持することができます。

健康な歯を維持し続けられる

歯は一度失うと二度と元には戻りません。むし歯治療で歯を削ることは歯の寿命を縮めます。いかに歯を削ることなく健康な状態を長く維持するかが大事です。歯を失えば失うほど食べられるものが減り、食事の楽しみは半減します。食事の楽しみは生活の質において非常に重要な要素であることは言うまでもありません。

健康寿命が伸びる

超高齢社会となった日本。平均寿命は男女とも80歳を超えています。今後の大きな課題は、介護に頼らず、自分で最低限の生活ができる「健康寿命」を延ばすことです。歯の残存本数が多いほど、健康寿命が長くなることが近年の研究で明らかになってきました。

認知症のリスクを減らせる

歯の残存本数が少ない人ほど、脳の海馬や前頭葉の容積が小さくなり、認知症のリスクが高まることが分かっています。また残存本数が20本未満で、入れ歯等を入れていない高齢者は認知症のリスクが約2倍になるという研究もあります。

全身の病気の予防

むし歯や歯周病は口の中だけでなく、全身の病気の発症や進行にも影響を与えます。
高齢者に多い誤嚥性肺炎は、歯周病菌が肺に侵入して発症します。また、歯周病菌の毒素により動脈硬化が引き起こされ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます。さらに歯周病と糖尿病とは相互に悪影響を及ぼすことが分かっています。


予防歯科について説明しました。予防歯科とは口の中の病気が悪化しないように検査と治療を行うことです。
認知症、糖尿病、脳梗塞や心筋梗塞にも関係すると言われている歯周病。定期的にメインテナンスを行うことでリスクを減らします。
また80歳以上で自分の歯を20本以上残すと、健康寿命を延ばすことにつながるため予防歯科は大事です。一度予防歯科を受診してみましょう。

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