口腔がんとは?🦷
季節の変わり目で寒暖差が激しい日々ですね。早く秋らしい過ごしやすい気温になって欲しいものですね…🥺
今回はお口の中のがんについてお話していきます。
●口腔がんとは
口の中や唇にできるがんのことをいいます。口腔がんには、舌がん・歯肉がん・口腔底(口底)がん(下顎の歯茎と舌に囲まれた部分にできるがん)・硬口蓋がん(上顎の天井部分にできるがん)・頬粘膜がん・口唇がんなどがあり、がんができる部位によって分けられます。
●口腔がんの症状
初期の口腔がんでは口内炎や歯周病に似た症状が現れることがありますが、触れない限りは痛みを感じることはほとんどありません。しかし、がんが進行すると痛みが生じたり、しこりや腫瘤形成などが目で見ることができたり、舌で触って分かるような変化が生じたりすることがあります。また、がんのできる部位によっては、口が開けにくい、舌が動かしにくい、唇の感覚がおかしいなどの症状が現れることもあります。
●口腔がんの前兆ともいえる症状
口腔がんにはその前兆となる前がん病変が存在します。口腔がんの前がん病変としてもっとも代表的なのは“白板症”です。白板症とは、舌や口の中にこすっても取れない白い病変が生じることをいいます。白板症ができたから必ずがんになるということではありません。舌や口の中が白っぽく変色していて、こすっても取れない場合や長期間それが治らない場合には、白板症の可能性が高いです。
●早期発見・治療することが大切
口腔がんに限りらず、がんは早期に発見し治療を行うことで予後がよくなります。しかし、初期の口腔がんは口内炎や歯周病と勘違いされ見過ごされてしまうこともあります。そのため、気になる症状があればまず歯科の受診を検討しましょう。
次回はそれぞれの口腔がんについてお伝えしたいと思います。